
おはようございます。
SM.カルマ、TENCHOです。
今日は少し、自分自身に向けて書きます。
というのも最近、
「自分でやった方が早い」
という自分のやり方に、少し危機感を持つようになりました。
SM.カルマを長く続けてきて、気がつけば僕は、かなりのことを一人でやるようになりました。
予約を見る。
問い合わせに返事をする。
女の子の予定を調整する。
新人を探す。
企画を考える。
ブログを書く。
SNSを更新する。
料金を決める。
トラブルに対応する。
海外のお客さんともやり取りする。
新しいサービスを考える。
AIを触る。
ホームページを触る。
集客を考える。
数字を見る。
最終的な判断をする。
気づけば、
「僕に聞けば全部分かる」
という状態になっていました。
一見すると、これは強いです。
意思決定は速い。
話も早い。
誰かの返事を待つ必要もない。
僕自身、
「人に説明している時間があるなら、自分でやった方が早いやん」
と思ってきました。
実際、それで20年以上やってきた部分もあります。
ただ最近、
これは強さであると同時に、
「カルマ最大の弱点なんじゃないか?」
と思い始めています。
—
「僕が止まったら、カルマも止まる」
一番怖いのはここです。
今のSM.カルマは、かなりの部分が僕の頭の中に入っています。
誰に何を頼むか。
どのお客さんにどう対応するか。
この女の子にはどんな仕事が向いているか。
この企画はやるべきか。
これは危ないからやめるべきか。
値段はいくらにするか。
クレームが来たらどうするか。
長年やってきた経験から、
感覚的に判断していることが山ほどあります。
逆に言えば、
「僕が倒れた瞬間、その判断装置まで止まる。」
これは経営として、かなり怖い。
僕一人が優秀かどうかなんて、本当はどうでもいい。
店が続くかどうか。
そこが一番大事です。
僕が一人で100点を出す店より、
僕がいなくても70点、80点で動き続ける店の方が、
経営としては強い。
最近ようやく、その怖さを感じています。
—
「自分でやった方が早い病」
これは経営者には結構あると思います。
誰かに仕事を教える。
説明する。
失敗される。
やり直す。
チェックする。
正直、面倒くさい。
それなら、
「もう俺がやるわ」
となる。
確かにその日は早い。
でも、それを5年、10年、20年やったらどうなるか。
いつまで経っても、
僕にしかできない仕事が減らない。
それどころか増えていく。
これは、自分で自分の仕事を増やしているようなものです。
今日の10分を惜しんで、
未来の100時間を失っている。
そんな状態になりかねない。
僕はここを今、かなり反省しています。
—
「カルマに必要なのは「TENCHO2号」じゃない」
ただし、
僕と同じことが全部できる人間を育てたいわけではありません。
そんな人間、たぶんいません。
僕自身だって、
全部が得意なわけじゃない。
営業が得意な人。
文章が得意な人。
SNSが得意な人。
撮影が得意な人。
女の子の相談に乗るのが得意な人。
海外のお客さんとの対応が得意な人。
イベントを盛り上げるのが得意な人。
数字を見るのが得意な人。
AIやシステムが得意な人。
それぞれ違っていい。
むしろ、
違う方がいい。
僕が全部できるようになる必要はないし、
スタッフにも全部できるようになってもらう必要はない。
カルマという場所の中で、
「これは俺」
「これは私」
と言える場所を増やしていった方がいい。
—
「「役割がある店」は、人が離れにくい」
人間って不思議なもので、
給料だけでは動かない部分があります。
もちろん金は大事です。
僕はここを綺麗事にするつもりはありません。
仕事なので、金は重要です。
ただ、
金だけで人間関係が作られるわけでもない。
人には、
「自分はここで必要とされている」
と思いたい欲求があります。
「あの仕事は、あなたじゃないと困る」
「この企画、一緒に考えてほしい」
「新人の面倒を見てもらえない?」
「撮影のことは任せるわ」
「海外のお客さんの対応お願い」
そう言われた瞬間、
ただの労働者ではなく、
その場所の一部になる。
役割が生まれる。
責任が生まれる。
そして、
居場所が生まれる。
僕が全部やってしまうということは、
実はみんなから、
**活躍する場所を奪っていた可能性もある。**
最近は、そんなことまで考えます。
—
「僕一人で完成するカルマには限界がある」
僕は20年以上カルマをやっています。
それなりに色々なことがありました。
人も辞めた。
トラブルもあった。
うまくいった企画もあれば、
大失敗した企画もある。
その度に、
「結局、自分でやるのが一番安全やな」
と思うようになった部分があります。
人に任せれば、事故も起きる。
裏切られることもある。
ミスもある。
だから、自分で握る。
これはある意味、当然の自己防衛です。
ただ、
その防御を続けすぎると、
今度は店が大きくならなくなる。
僕一人が見られる人数。
僕一人が返信できる件数。
僕一人が考えられる企画数。
僕一人が処理できる仕事量。
全部、上限があります。
24時間しかないからです。
つまり、
僕一人で完成する店は、僕の一人分のサイズで止まる。
これは耳が痛い。
でも、事実やと思います。
—
「カルマを「店」から「生態系」に変える」
これから僕が本当に作るべきものは、
僕が全部動かす店じゃない。
僕が中心にはいるけれど、
いろんな人が勝手に価値を生み始める場所です。
女の子同士で企画が生まれる。
お客さんとの交流から新しい遊びが生まれる。
撮影が得意な人がコンテンツを作る。
文章が得意な人が発信する。
AIが得意な人が仕組みを作る。
コミュニティが得意な人が人を繋げる。
僕が全部命令しなくても、
あちこちで勝手に化学反応が起こる。
そこまでいけば、
カルマは単なる一店舗ではなくなる。
「一つの生態系になる。」
これは強い。
一人が抜けても全部は止まらない。
新しい人が入れば、
その人の能力だけではなく、
その人の人脈、
経験、
アイデア、
お客さんまで入ってくる。
一人の追加が「+1」ではなく、
「×1.2」「×1.5」になっていく。
経営の本当のレバレッジって、
こういうことなんだと思います。
—
「任せるのが怖い理由」
とはいえ、
僕は正直、人に任せるのが得意な人間ではありません。
責任感という綺麗な言い方もできますが、
もっと正直に言えば、
「自分で握っておきたい。」
という気持ちがあります。
自分でやれば、
結果も全部自分の責任です。
でも人に任せると、
自分ではコントロールできない部分が生まれる。
これは怖い。
だけど、
経営というのは、
本来そこを越えていく仕事なのかもしれません。
任せる。
失敗される。
修正する。
また任せる。
少しずつ、
自分以外でも回る仕事を増やす。
それを繰り返すしかない。
—
「AIに任せるだけでも足りない」
僕は今、AIもかなり使っています。
文章。
企画。
分析。
システム。
自動化。
これからさらに、
AIに任せられる仕事は増えていくと思っています。
ただ、
ここにも一つ罠があります。
僕が人間に仕事を頼む代わりに、
全部AIに仕事を頼むようになっただけなら、
構造はあまり変わっていない。
「僕+AIだけの自己完結型カルマ」
になるだけだからです。
もちろんAIは使う。
徹底的に使う。
単純作業はAIに渡す。
でも、
人間にしか生まれないものもある。
信頼。
関係。
熱。
現場の空気。
「あの人と一緒にやりたい」
という感情。
これはAIでは作り切れません。
だからこれからは、
「AIで効率化し、人間との関係を増やす。」
これが正解だと思っています。
AIによって人を減らすのではなく、
AIによって時間を作り、
その時間で人と繋がる。
こっちです。
—
「「できない」を作る」
昔の僕なら、
できないことがあれば、
「覚えよう」
と思っていました。
今は少し違います。
これは自分で覚える必要があるのか?
それとも、
誰かに任せた方がいいのか?
まずそこを考える。
例えば、
SNS。
撮影。
編集。
コミュニティ運営。
海外対応。
予約管理。
新人教育。
イベント企画。
全部、
僕ができるようになる必要はない。
最低限の構造だけ理解して、
あとは得意な人に任せればいい。
むしろ、
意図的に「僕がやらない領域」を作る。
これぐらいでちょうどいいのかもしれません。
—
「これからのTENCHOの仕事」
じゃあ僕は何をするのか。
たぶん、
全部の作業をすることではありません。
カルマがどこへ行くのかを決める。
誰を仲間にするのかを決める。
何をやらないのかを決める。
金をどこに使うのかを決める。
危ない方向へ行った時に止める。
面白い方向が見えた時にアクセルを踏む。
つまり、
「作業者から、設計者になる。」
ここなんだと思います。
僕の仕事は、
カルマの仕事を全部やることではない。
カルマが自分無しでも動ける構造を作ること。
少し寂しいですが、
それが経営者としての次の仕事なのかもしれません。
—
「20年以上続いたからこそ、次の20年を考える」
SM.カルマは、
僕が中心になって、
ここまで続いてきました。
そのやり方が間違っていたとは思っていません。
むしろ、
あの時代はそれが必要だった。
僕が全部見るから、
守れたものもあった。
僕が全部判断したから、
続けられた場面もあった。
ただ、
「店を作るフェーズと、店を残すフェーズは違う。」
これから先を考えた時、
僕一人の能力に依存した店のままではダメだと思っています。
僕がいなくても、
女の子が活躍できる。
スタッフが判断できる。
お客さんが集まる。
コミュニティが動く。
企画が生まれる。
売上が立つ。
そこまで行けば、
SM.カルマは僕の店ではなく、
**一つの文化**
になれる。
僕は今、
そこを目指した方が面白いと思っています。
—
「一人で強くなるより、みんなで強くなる」
何でもできることは、
確かに武器です。
でも、
何でも自分でやることは、
必ずしも強さではない。
自分でやる。
人に頼る。
AIに任せる。
仕組みにする。
仲間に任せる。
この使い分けこそが、
これから必要になる。
僕自身、
「一人でやった方が早い」
から、
少しずつ卒業しないといけません。
たぶん最初は、
めちゃくちゃイライラすると思います(笑)
「俺がやった方が早いやん!」
と何回も思うでしょう。
それでも任せる。
そして、
できる人を増やす。
役割を増やす。
関係を増やす。
そうすると、
カルマは僕一人のサイズを超えていく。
—
「自己完結した店は、店長の器以上には大きくならない。」
「人が繋がる店は、店長の想像以上の場所まで行く可能性がある。」
これを書きながら、
一番危機感を感じているのは僕自身です。
だから、
今日から少しずつ変えます。
一気にはやりません。
まず一つ。
「これは僕がやらなくてもいい」
という仕事を見つけて、
誰かに渡してみる。
そこからです。
仕事を渡すことは、
権限を失うことではない。
未来を増やすこと。
そして、
人を頼るということは、
弱くなることではない。
「カルマを自分一人より強い存在にすること。」
そう考えることにしました。
次のSM.カルマは、
「僕が全部やる店」
ではなく、
「みんなの得意が噛み合って、勝手に面白くなっていく場所」
にしたい。
20年以上続けてきたからこそ、
今度は、
「自分がいなくても続くものを作る。」
それが、
これからの僕の仕事なのかもしれません。
と言う事で、本日も当たり前の事を当たり前にして
当店が営業できる事に感謝して
そして業務開始していきます!
本日も良い1日を!素敵な日曜日を!
ご安全に!
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『SM界隈に長くいると、運が悪くなる構造』




